若桜街道ビブリオバトル・読書会

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私の本棚 「阪急電車」

鳥取市で読書会とビブリオバトルを開催しています♪ 読書会や若桜街道ビブリオバトルのことを書いています。


さてさて新コーナー!!

私が読んで良かった本を紹介するコーナーです*\(^o^)/*  紹介だけでなくエッセイというか、タイトルや本から連想したことを綴ります。読んで頂けると嬉しいです(≧∇≦)


第一回目の本は

阪急電車有川浩

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 有川浩
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫


阪急電車と聞くと何を思い浮かべますか?映画ですか?この映画のCMでの “電車の中でウエディングドレス” は衝撃的でした。


私が最初に思い浮かんだのは、恩師の「小豆色の」というフレーズです。

そう阪急電車の車体は “えんじ色”なのです。


あと今は改装されてもうないのですが、以前の梅田駅のコンコースだったところの雰囲気が好きでした。ちょっと薄暗くて、ステンドグラスがきれいだったのを覚えています。


大阪に13年近く住んでいましたが、最初のころ阪急電車は遠い存在でした。なぜなら、大阪市の南端に住んでいたので、最初は京都に行くのも “おけいはん” (京阪電車)。だから阪急デビューは遅かったです。

でも最後の4年は、転職したことによって、10分と短いのですが、通勤で阪急宝塚線を使うことになりました。

そうすると愛着もでてきました。線路沿いの桜並木が満開になると桜のトンネルのようにきれいで、春の楽しみに。帰りに十三駅のパン屋さんによってみたり、阪急の主な駅に出店しているコンビニasnasは、新作お菓子が豊富だから用がなくてもチェックしたりして。


さてさて、私の思い出話はここまでにして、本の話題に。この本は、映画化されて話題になった有川浩著「阪急電車」です。以前から気になっていましたが、まだ読んだことありませんでした。きっかけは第2回若桜街道ビブリオバトルでおすすめして頂いたこと。何せ「なぜ関西にいる時に読まなかったの?」と。す、すみません!!


お話にでてくるのは、西宮北口駅宝塚駅を結ぶ今津線。私はまだ乗ったことがないのです。しかも駅名もほとんど知らなくて。著者も最初に阪急電車沿線の中でも、全国的に知名度が低いと書かれています。だから関西のことを全く知らなくても、十分楽しめることができます!


目次の “駅名”からびっくり。しかも折り返します。そう宝塚駅から始まって今津線の最終駅の西宮北口駅へ。そして西宮北口駅から宝塚駅へ。長編小説だけど、短編集のようなお話です。駅ごとにお話があって、主人公も変わって。ただそれぞれのお話の登場人物が少しずつ重なっていて。始めはこのお話の続きはどうなるんだ⁉︎って思ったけど、最後読み終わるとスッキリ。そしてほっこりさせてくれます。もちろんウエディングドレスのお姉さんも。


私は最初の図書館の本がきっかけで始まる恋がとても憧れます。そういえば、図書館貸出カードで同じ名前を見つけるのに憧れていました。昔みたいに貸出カードがあったら、分かりやすいですよね。そういう出会いっていいなぁ。絶対お話が合いそうだから。恋愛に発展しなくていいので、いつか誰かと本を取り合ってみたいです。


さて本も読んだし、いつ今津線に乗りに行こうかな♪