若桜街道ビブリオバトル・読書会

鳥取市で開催している若桜街道ビブリオバトルと読書会のHP

10月14日 LINEでビブリオバトルの結果☆

10月14日はLINEでビブリオバトルでした☆
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
テーマは秋だけに「読書」でした。
チャンプ本は「『罪と罰』を読まない」と「超訳  ニーチェの言葉」のWチャンプでした。

それでは本を紹介します。

「『罪と罰』を読まない」著者 岸本佐知子/三浦しをん/吉田篤弘/吉田浩美
本の仕事に関わる著者4名が、世界的名作『罪と罰ドストエフスキー)』を「読んでない、知らない」ことを逆手にとって、「どんな物語なのか。話の筋を推測し、作者の意図や登場人物の思いを探り当てる」という実験のような読書会。当日は『罪と罰』の最初と最後のページを翻訳したものを読み、立会人が時折、内容のリークや部分的にテキストの朗読をされて進行。そして読書会後に『罪と罰』を読み終えた4名が座談会を設けて語り合います。


超訳  ニーチェの言葉」フリードリヒ・ニーチェ  白取春彦編訳
19世紀後半に生きたドイツの哲学者ニーチェ。いわゆる難解で抽象的な事柄を思索して理論を説いた人ではなく、この世における心理、善、道徳こそが大事だと説いた。ニーチェの著作から現代人のためになるものを選別して編纂。
10章からなり、各章には、名言と著作から抜粋した文章が1ページずつあり、全部で232コあります。とても読みやすく、ニーチェの入門書として最適。どこから読んでもいいのも嬉しい!


「きみの存在を意識する」梨屋アリエ
学習能力のうち読むことだけが苦手でなまけているように誤解を受ける子、女にも男にも分けられたくない子や、化学物質過敏症など、見えにくい困難さを抱えた子たちが登場し、連作短編の形で書かれます。それぞれの立場で苦しみながらも、考え、自分や周囲と向き合いながらひたむきに生きる、ヒリヒリするような中学生という年頃を微妙な心理とともに丁寧に描かれています。今年のIBBYオナーリスト(海外に紹介したい児童書として隔年で各国が選出)作品。

読書の参考になれば嬉しいです。