若桜街道ビブリオバトルが、お陰様で3周年を迎えることができました*\(^o^)/*
本当にありがとうございました☆
今年もフロップス作ってみた♪ いっぱいの持ち寄りのお菓子と(≧∇≦)
昨年の2周年から振り返ると…
昨年の10月からお休みしようと思っていたら、参加者の皆さまが続けてくださることになりました。もちろん今も。私は前回から参加できるときに参加させてもらっています。
しかも今年の4月に、最初から使わせていただいていた鳥取市移住・交流情報ガーデンの夜の利用ができなくなり、開催場所を変更せざるを得なくなりました。
それにもかかわらず場所を変えて、開催し続けてもらっての3周年。まさか開催できるとは!とても感慨深い回になりました。
本当にありがとうございます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
さてさて今回のレポを
テーマは「あつい」
暑いや熱い、厚いでも。なかなか読みごたえのある本が集まりました!! 接戦で、投票を2回しました。
では、
3周年記念若桜街道ビブリオバトルでチャンプになったのは!
「華氏451度」レイ・ブラッドベリ
華氏451度、摂氏230度。これは本が自然発火する温度。本を持っていると通報されて本が焼き払われてしまう世界。その中で本を焼き払う昇火士の男性が主人公。ある時、その男性が、本は本当に焼き払うべきものなのか疑問に持って…というお話。逆説的に本の大事さがわかります。その世界だと、ビブリオバトルなんてすぐに昇火士さんが来られちゃいますね〜
3周年なので、プチギフトを景品に差し上げました!おめでとうございます*\(^o^)/*
他の1回目の投票に勝ち残った本
「火定」澤田瞳子
厚め&表紙の火から。第158回直木賞候補作。天平2年、二人のお医者さんのお話。この時代、天然痘が流行り、どうにかして治したいと治療法を模索する二人。治療法は見つかるのか⁉︎ 時代小説だけど、読みやすく読み出したら止まらない!
「ケチャップマン」鈴木のりたけ
ケチャップマンの想いが熱い絵本。1ページ目から衝撃的。モノを取ろうとするとケチャップがでてしまう!そんなケチャップマンが自分の人生を考え仕事を探す。シュールな絵で面白いが、哀愁だだようせつなさも。
「笑う警官」佐々木譲
北海道で婦人警官が殺された。付き合っていた警察官が疑われる。疑われた警察官のために、有志で捜査を始める。ただタイムリミットまでに真犯人を探すには短く… うたう警官の文庫本。一話完結のシリーズもの。
残念ながら二回目投票に進めなかったけど、とてもあつい本です。
「出発は遂に訪れず」島尾敏雄
自叙伝。横浜出身で大卒の島尾は、特攻隊として奄美大島の加計呂麻諸島へ。特攻するために出るぞと待たされている間に、8月15日を迎える。1日にして全て変わった。自分の中での矛盾した気持ち…出撃して死ぬ覚悟と生き残って良かったという気持ち。
「八月六日は上々天氣」長野まゆみ
主人公は女学校に通う15才のたまき。八月六日というタイトルから想像するような悲惨なシーンは一切なく、庶民の普通の生活が描かれている。自然の描写がきれい。生活の中に徐々に戦争の影がでてくる。そして物語は八月六日で終わる。
「PSYCHO-PASS」深見真
アニメの小説版。西暦2112年、監視カメラに映った人の心理状態がわかり、危険度の数値が高いと犯罪を犯してなくても捕まえられる世界。主人公は凶悪犯罪を取り締まる執行官と監視官の二人。SFで、人間ドラマ。刑事ドラマが好きな人にはぴったり。
「姑獲鳥の夏」京極夏彦
主人公は関口くん。戦後間もない夏のある日、奇妙な噂を耳にする。妊婦がもう20ヶ月になるのに生まれたのかどうかわからないと。知り合いの陰陽師の京極堂は「不思議なことは何もない」と。では結末は?ぞわぞわと怖さがある。621ページの大作。
夏の暑い日も内容が熱い?分厚い?本を読んで乗り切りましょう♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪