若桜街道ビブリオバトル・読書会

鳥取市で開催している若桜街道ビブリオバトルと読書会のHP

5月27日LINEで読書会☆レポ

5月27日(水)はLINEで読書会でした!
テーマを設けていないのに、「異文化交流」がテーマのような回になりました。
では、紹介された本たちです♪

「僕たちは島で、未来を見ることにした」株式会社巡の環
隠岐諸島の一つの島であり町である、海士町。そこで、二人の若者が移住する。一人は、阿部:京大大学院でロケットの素材を研究、その後、トヨタに就職。もう一人は、信岡:東京でITベンチャーで働くWebデザイナー。全く異なる人生を歩んできた二人が、互いに別々の場所でこの島と出会い、共に都会暮らしを捨てて移住し、株式会社巡の環(めぐりのわ)を起業して5年。その体験記です。


料理王国 2020年6・7月号」Cuisine Kingdom
今号は2点!
1.クラフトカレーの極め方
2.食に関わる全ての人へ コロナ時代を生き抜くための実践ガイド
カレー好き/美味しいもの好きにとっては、必須の特集です。「クラフトカレー特集」では今、注目のお店やレシピ、スパイスの使い方を!
「コロナ時代の新しい考え方」として国内外の「これから続くと言われるコロナの時代に、食に関わる人々が、どう働きどう考え、その先に何を見据えていくのか」という課題に向き合っています。


「美術館には一人で行く派 展」山内マリコ 
2013年から2019年の7年間に行った様々な美術展について書かれたエッセイ。主に首都圏の美術展がメインです。雑誌の連載をまとめたもの。著者は美大卒の作家。絵に関する知識も一般の人よりあるだろうけど、評論というより、くだけていて率直な感想が書かれている。絵の写真が無かったり白黒だったりするけど、読んでいるとなんかその画家や絵が気になってきます。


「ショウコの微笑」チェ・ウニョン著、牧野美加・横本麻矢・小林由紀
主人公ソユは韓国の女子高生。日本人のショウコとは、ショウコが韓国へ交換留学生としてソユの家にホームステイしたことで知り合う。ソユとショウコには英語を勉強したいという共通の夢があった。ソユとショウコは英語で文通をする。同時に、日本語が話せるソユの祖父とショウコは日本語で文通する。そんなふたりに進路を決める時が来て、文通が止まり、ふたりの人生がすれ違っていく。


「アイラブピース」大澤豊、山本洋子作
ろう者の花岡いづみは島根県大田市で義肢装具を作っています。同じ職場の久保学と共にアフガニスタンに行く事になります。アフガニスタンでは、地雷で身体を痛めた子供がたくさんいました。現地で知り合ったパリザットという少女は足の装具が合っていません。痛みを我慢しながら杖を使って歩いています。ある時、いづみは地雷が埋めてある場所を知らずに歩き始めて… 愛と平和の大切さを教えてくれる一冊です。

5月13日 LINEでビブリオバトル

5月13日はLINEでビブリオバトルでした!
テーマは「透明」
今回もいろんな本が集まりましたよ〜 ぜひ読書の際の参考にしてください^ ^

では簡単に本の紹介を^ ^
まずチャンプ本から
「鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方」フジイ キョウコ
鉱物の美しさを日々の暮らしの中で愉しむためのガイド本です。小さいころ、きれいな石を見つけたら、わくわくしたことありませんか?そんなわくわくを思い出したり、気軽に愉しめるようになっています。少しだけ鉱物についての説明もありますが、堅苦しくなく、写真がきれいなのでむしろ癒されます。また、鉱物をモチーフとした文学作品が紹介されています。


「深く、暗く、冷たい場所」メアリ・ハーン、せなあいこ訳
アリ、少女13歳。屋根裏部屋で見つけた一枚の古びた写真。写っているのは湖と別荘を背景にした子供時代の母親と伯母と、腕と肩を残して破られたもう一人の少女。二人ともその少女は知らないといいます。ただその少女は湖で溺死し、まだ遺体が上がっていないことを知ります。そしてそれ以降、母と伯母が別荘に行かなくなったことも。何があったのか?ミステリー作品。透明は、存在が“透明”と“透明”な湖から。


「インヴィジブル」ポール・オースター柴田元幸
原題Invisible。invisibleは、「見えない」「透明な」「不可視」という意味。一応の舞台は1967年のニューヨークやパリ、主人公は20歳のコロンビア大に通う文学青年のアダム。2007年、アダムの旧友ジムのところに、「夏」と題された小説が送られてきますが、これが実話だというのです…。読み進めるうちに、余計謎は深まっていきます。読み終わった後に、もう一度読みたくなる作品。


「しらゆきひめ」グリム 原作、立原えりか文、いわさきちひろ
原作の白雪姫はエグくて残酷なシーンの多いお話。この絵本は珍しく原作に近い内容になっています。白雪姫のクライマックスと言えば…肌も心も純白の白雪姫が、真っ赤な毒りんごを口にするというあのシーンに、鮮やかで甘美な印象さえ与えます。おとぎ話の残酷さや不条理さが、より物語の美しさをきわださせています。透明は、すきとおった涙やガラスのお棺、そしていわさきちひろの透明感を感じる絵から。


「読書の学校、100分で名著。
中野京子の特別授業シンデレラ」
世界一有名なヒロイン。シンデレラとは灰にまみれた小さな女の子といった意味です。シンデレラの類話は世界に500もあり、最古の文献は9世紀の中国にあります。さらに、グリム童話では行動的な性格で表現され、ガラスではなく金の靴を履いています。怖い絵の筆者、中野京子が中学生に伝えた事は疑う事から始めよう。
この本を読めば、シンデレラのイメージが変わってしまいます。


「透明な夜の香り」千早茜
超人的な嗅覚をもつ調香師の青年「小川朔」、元書店員の「若宮一香(いちか)」は彼に事務・家事手伝いとして雇われるも、その中の最重要条件は「嘘をつかないこと」。理由は「嘘は匂う」から。物語は小川朔が一癖も二癖もある依頼が舞い込むスタイルで進みます。様々な香り…花、果物、ハーブ、などなど。香りに色は無いのだけど、不意打ちに記憶を呼び起こしてしまう瞬間と、その後にも。



4月22日 LINEで読書会

4月22日に、LINEグループ上で本を紹介し合いました。今回は6冊紹介されました。テーマを設けていないのに、「自然体」に沿った本がいくつかあってびっくりしました^ ^ 今回は読書会の回なので、チャンプ本を決めず、ゆるく楽しみました。ご参加いただいた皆さんありがとうございました☆

紹介された本を簡単に紹介します(^ ^)

「Happy名語録」 ひすいこうたろう➕よっちゃん
コピーライターひすいこうたろうと構成作家のよっちゃんが選んだ、幸せのエネルギーいっぱいの「いい言葉」名言集。どこから読んでもいいのも嬉しい。1つの名言とその解説はすぐ読めるので、寝る前や隙間時間にもおすすめ。

「光と祈りのメビウス松本侑子
島根出身の作者。忙しく不安な毎日を送っている時、占い師を訪ねたことによって、輪廻転生を考えるようになります。人生山あり谷ありだけど、きっと良い方向に進んでいると思える小説。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
本屋大賞2019ノンフィクション本大賞受賞。英国在住の作者が、12歳の息子が目の当たりにする格差社会移民問題、宗教などを母親目線で綴ったもの。考えること、悩むことの過程を大切にし、時間を費やしたいと思える本。

「ていだん」小林聡美
女優の小林聡美が、いろいろなジャンルの著名人2人とテーマごとに話をするという雑誌の連載をまとめたもの。井上陽水川上未映子とか、前田敦子加瀬亮とか、なかなか面白い組み合わせ。

ピエタとトランジ」藤野可織 
助手と探偵の最高の「女子バディ物語」。多くの事件が起きる度に、ピエタが助手となりトランジが推理し、解決していきます。事件解決で垣間見える主人公達を含めた人々の感情の機微が面白い作品。

「流浪の月」凪良ゆう著 
物語はファミリーレストランでかき氷を食べる「少女」と「男」「女」の会話から始まります。 この3人はある秘密を共有する仲でした…読み終わると人と違ってもいいんだと少し励まされたそう。

本を選ぶ時の参考になれば、嬉しいです^ ^

4月8日 LINEでビブリオバトル

4月8日はLINEグループ上で、「旅」というテーマに沿った本を紹介し合いました✨ ビブリオバトルの文章バージョンな感じです。初めての試みでしたが、なんと9冊も紹介されて盛り上がりました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

ビブリオバトルの回なので、チャンプ本を決めました

チャンプ本は「旅する哲学 大人のための旅行術」でした!おめでとうございます🎉

紹介された本を簡単にまずチャンプ本!
「旅する哲学 大人のための旅行術」アラン・ド・ボトン 
著者は1969年生、ロンドン生まれの哲学者。各章で著者の旅行と著名人の旅行の記録、絵画、哲学者の言葉を絡めたエッセイ。哲学も触れているけど、身近なことが多く読みやすい作品。


他の本も
「会社員 自転車で南極点に行く」大島義史
普段は空調の効いた部屋で仕事している普通のサラリーマンが、理想と現実の狭間で妥協点を見出しながらも、5年越しに夢を実現させる体験記。

ホビットの冒険』J.R.R.トールキン瀬田貞二
映画「ホビット」3部作の原作。原題は『そのホビット-ゆきて帰りし物語-』。これぞファンタジーというべきな作品。愛されキャラいっぱいの壮大なストーリーと挿絵。

「NHKラジオ深夜便鉄道音の旅CDbook」
南阿蘇鉄道箱根登山鉄道の車内音と車窓風景を全線完全実況中継。本とCDで実際に鉄道の旅にきた気分が味わえる、今までにないCDブック。

『オールドファッションカップケーキ』佐岸左岸
漫画。主人公は野末(39)、サラリーマン。家と仕事の往復。10こ下の部下、外川に流行スポットに連れ出されることによって、変わりばえしなかった日々が色づいていく。

復活の日小松左京 
SF小説。生物化学兵器として開発されたウィルスは世界各国に広がります。医療機関は停止し政府機関も機能不全に。ウイルスは撃退できるのか・・・

「Waltz for BEAU PAYSAGE」BEAU PAYSAGE / resonance music
山梨県北杜市のワイナリーBEAU PAYSAGE(ボーペイサージュ)の創業20周年を記念して作られたワルツを中心としたCDブック。ぜひワインと一緒に。

阪急電車有川浩
舞台は阪急電鉄今津線。本作では宝塚駅 - 西宮北口駅間の8つの駅を舞台に、その乗客が織り成す様々なエピソードを、1往復に当たる全16話で描きます。聖地巡礼もオススメ。

「ぼくを探しに」シェル・シルヴァスタイン 
一部が欠けていてまん丸じゃない「ぼく」が、足りないかけらを探しに行きます。足りないかけらの解釈は読む人次第。哲学的で考えさせられる絵本。


本を選ぶ時の参考になれば、嬉しいです^ ^

お知らせ☆ 4月の予定は中止します

4月8日にビブリオバトル、22日に読書会を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、しばらくはビブリオバトルと読書会をやめようと思います。感染者が出たら中止と思っていましたが、他県の状況をみるとそれでは遅いと思いました。判断が遅くなりごめんなさい。そして楽しみにしてくださった皆様、大変申し訳ないですm(_ _)m

そのかわり、LINEグループ上で4月8日と22日に、本の紹介をし合うことにしました。大変申し訳ないのですが、ここ最近、どちらかに参加したことある方を対象とさせていただきます。

最近参加された方で連絡のつく方には、LINEグループへの招待をしています。最近参加していて、このLINEグループに参加希望される方は、下記のメールアドレスにご連絡ください。

☆を@に変更して送ってください。

よろしくお願いします。


第41回若桜街道ビブリオバトルのご案内☆

第41回若桜街道ビブリオバトルのご案内です。


すみません、中止になりましたm(_ _)m

詳しくは、次の記事をみてください。

3月11日に開催する予定だった第41回若桜街道ビブリオバトルですが、4月8日に開催しようと思います。咳エチケットは行っていただくようお願いしますm(_ _)m 
ただ状況次第ではまたまた急遽中止になるかもしれません。その際はこのブログ、facebookなどで連絡します。


詳細です♪

第41回若桜街道ビブリオバトル
テーマ:「旅」
日時:2020年4月8日(水)19時~21時
場所: さざんか会館1階 市民活動拠点アクティブとっとり会議室
(鳥取市富安2丁目104−2)
鳥取駅南口から徒歩約6分です。無料駐車場あります。
参加費:無料

お菓子や飲み物の持ち込みは自由です。

どうぞよろしくお願いいたします(*^^*)

2020年2月読書会レポ

2月26日は読書会でした^ ^ 雨の中ご参加いただきありがとうございました!

今回は6名参加で、11冊。
とても幅広い本が集まりました!久しぶりに参加したので簡単にレポを。

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「POPの見本帳」
POPとは?から始まり、おススメのペンやレイアウトの仕方など基礎から学べる一冊。いろんなPOPの写真がいっぱいで見ているだけで楽しい。

「間取りの手帖」佐藤和歌子
ちょっと変わった間取りを集めた本。一つの間取りごとについている一言が秀逸。文庫本化にあたって新しい間取りも増えてます!

「レンジ飯」リュウ
ご飯からスイーツまでをほぼ1ステップでしかも容器1つでできちゃう!オムライスがなんと6分弱で、ぶり大根が9分!?時短にもなる料理本

「猫思考」ナカムラクニオ
猫から学んだ自由に生きるためのやらないことをAからZにまとめた一冊。堅苦しくなくて、猫のかわいい写真をみながら癒されつつ元気になれる!

「きのこリウム」樋口和智
きのこでテラリウムということで、きのこリウム。作り方もイラストや写真いっぱいでわかりやすい。ステキな写真ばかりなので、写真集としてみるのも◎

「ライオンのおやつ」小川糸
余命いくばくのない雫が、最期の地として選んだのが“ライオンの家”という施設。そこではもう一度食べたいおやつがリクエストできるというお話。

「農ガール、農ライフ」垣谷美雨
久美子は職を失った日、彼氏も失ってしまう。テレビ番組きっかけに農業を始めるが…うまくいくか… とても前向きになれる小説。

「ものは言いよう」ヨシタケシンスケ
大人気絵本作家さんのエッセイのような資料集のような一冊。これまで出版された絵本の紹介や作家さんの生態(質問コーナーや本棚)など。ゆるくて面白い。

超国家主義中島岳志
226事件に至るまでの経緯がわかる本。226事件もいきなりポッと発生したのではない。その源流の超国家主義がどう生まれて、拡大したのか。

「日本の右翼と左翼がわかる本」別冊宝島編集部
実は分かっているようで、分かっていない。まずは右翼とは?左翼とは?またなぜ翼のか?取っつきやすい本。しかもなんと本体価格が550円にもびっくり!

アンティゴネー」ソポクレス
2500年前に書かれたギリシャ悲劇。演劇の初めの作品。王位争いの兄弟を描いた作品。難しそうに見えて、ストーリーはシンプル。2月下旬に鳥の劇場で開催されているアンティゴネーの原作。

10分で読み回しているのですが、時間が足りなくて、もっと読んでみたい本ばかりでした。読み回した後の感想シェアタイムも話題が豊富で盛り上がりましたよ(^o^)


次回の読書会は、3月25日(水) 19時〜です。
場所はcafe スマイル工場さんです。

もしかしたら新型コロナウイルスの感染予防のため、状況により中止させていただくかもしれません。その場合には、Facebookやブログにてお知らせします。そうならないように祈ってます(>人<)

よろしくお願いします(*^^*)


最後にスマイル工場さんで食べたラザニア(ハーフ)が美味しかったので、その写真を^o^

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